宝塚記念・回顧

高松宮記念の回顧で「ドバイ遠征の2頭のほうが断然強い」と書き、安田記念はわりと自信を持ってダイワメジャーから買うことができた。今回もダイワメジャーをある程度買うつもりだったが、大幅な体重減を見て消し。となればアドマイヤムーンを買って然るべきなのだが・・・。
まぁ実際あの雨で末脚が鈍ると思っていたので、サンデーっぽい馬をわりと軽視して臨んだのが敗因か。シャドウゲイトアドマイヤフジはサンデーの血を引いているけど、前者は前で競馬で切る重巧者だし、後者は2年前に同じような雨の中で単勝万馬券の激走をやらかしたアドマイヤホープの弟ってことで買ったのだ。

レースはあの雨の中1000メートルをローエングリンが57秒5で通過するという、正気の沙汰とは思えないハイペース。それでも大きく離して逃げているようには見えず、全体的に意識が「前へ前へ」になっている印象。さすがに前残りとは行かず、後方待機のアドマイヤムーンポップロック、さらには5着にファストタテヤマまでが飛んできた。

アドマイヤムーンは快勝。やはり中距離なら相当強い。ただ、同じエンドスウィープ産駒で宝塚記念勝ち馬のスイープトウショウがそうだったように、1番人気になると裏切ってくれる可能性が高い。秋天は消しの予定。
メイショウサムソン天皇賞と同様にロングスパート。この戦法がベストか。最後に舌をベロンベロン振り回しながら走ってるのは何のサインかわからないが、府中の2000が向くとは思えないし、どの程度勝負できるかはともかくとして凱旋門賞は条件的にベストに近いのでは?
ポップロック京都記念に続き2200でムーンに連敗という形になったが、距離が伸びればまだ逆転は可能で今回は適性の差。と言っても秋は豪州遠征だろうし、別路線になる可能性大。
アドマイヤフジファストタテヤマは完全に展開が味方した感じ。あまり評価できるようなもんでもない。特にファストタテヤマはファンが多いのかちょっと好走するとすぐ穴人気するので、しばらく放置したほうがよい。っていうか年齢的にももう買い時がないかも・・。
評価したいのはカワカミプリンセス。ハイペースの中、前で競馬をし4角先頭で粘りこみを図った。残り100くらいまでは3着争いに踏ん張っていた。この春2戦で評価が落ちるかもしれないが、まだまだ牝馬に混じれば実力は上位。

ウオッカはスタート直後にかかっておしまい。よくがんばってた方じゃない?