エリザベス女王杯の予想

とりあえず人気上位3頭はいらない。
アドマイヤはどう考えても中2週、中1週のローテで無視。
そんでもって僕の個人的な意見では、この馬は2000がベストだと思う。
2000の秋華賞スティルインラブに負け、2200で勝ったが、
この2頭に能力的な大差はなく、直線が長い分味方しただけ。
実際、2戦級とはいえ牡馬を蹴散らした若葉S、圧勝劇を見せたローズS、
そして前走の天皇賞といい、強烈な印象を残しているのは2000でのもの。
ハロン延長はどうも「?」といった感じ。
延長が向くのなら2400の京都大賞典であんな負け方はしない。
よってローテと距離で消し。


じゃあスティルインラブはどうか。
この馬もどちらかといえばマイルから2000くらいがベストな気がする。
オークスを勝ってはいるが、ペースが落ち着いていた上に
注目がアドマイヤに集中していたから勝てたようなもの。本質的には向かない。
今回のメンバーも相当低いが、そこまでではない。
ましてや近走の散々な成績でこんなに人気されては妙味がなさすぎる。


スイープトウショウなんかは距離に関しては完全にアウトな気がする。
マイルがベストの馬。オークスは超スローに助けられただけ。
2000でも内回りでダンスに注目が行ってる間隙をついただけ。
能力的に抜けていたようには思えない。
実際、直線に坂があり多少スタミナを問われる阪神の2000(ローズS)ではレクレドールに差されている。
あれは休み明けがどうのという問題ではなく、距離的に2000がいっぱいいっぱいということではなかろうか。


というわけで、上位3頭はどの馬も信用が置けない。
まぁ正直、これらに勝てそうな馬もあんまり見当たらないのだが・・。


結局、本命はヤマニンアラバスタ
メンバー中、2200が向くと思われるのがこの馬くらいしかいない。
紫苑Sは実力的に抜けていたし、秋華賞は追って伸びないヨシトミマジック。
外回りも距離延長も大歓迎。栗東に1週間前から入って万全の体制。今度こそ。
対抗は悩みに悩んでマイネヌーヴェル
ノーマークにしてると福島みたいに飛んできそうな馬。
2000を越える距離はオークス以来だが、血統的にはこなせる。
ペースがソコソコ速くなれば、展開を味方にこの馬があっといわせるシーンもあるのではないか。
3番手には外国馬ウォートルベリー。
たぶんないと思うんだけど、やってきた相手のメンツの格が違う。
ジャンロマネ賞、ヴェルメイユ賞、オペラ賞、どれもフランスのトップクラスのレースだ。
固い馬場への適性が課題だが、こなせればこのメンバー相手じゃ実力的にはトップクラスだろう。
おさえておきたい穴馬はオースミコスモ
距離に課題があるが、それは他の馬も同じ。
ならば人気が見事なまでに落ちているこの馬のほうが面白いというもの。
春の牝馬戦連勝、牡馬相手の重賞戦績と、実績は牝馬G1馬に見劣りしない。
前走も追えない岡部を背によく伸びていた。出番もあり得る。


で、なんだかんだ言って、結局3連単のトリくらいには人気上位3頭は入れておきたい・・。

ヤマニンアラバスタ ○マイネヌーヴェル ▲ウォートルベリー
オースミコスモ ×スティル ×Sトウショウ ×アドマイヤG